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理事長所信

2022年度
一般社団法人水沢青年会議所
第60代 理事長 黒沢 健典

【2022年度スローガン】

【はじめに】

  東京オリンピックや新幹線開通を翌年に控え、日本中が高度経済成長で活気漲る1963年、水沢青年会議所が一関青年会議所の協力のもと、全国で229番目、岩手県では盛岡、一関、花巻に次ぐ4番目の青年会議所として設立されました。昭和、平成、令和の長きにわたり、常に地域のために何が出来るかを考え行動し、その時代に適した活動・運動を展開して参りました。その諸先輩方の一つひとつの活動・運動の積み重ねが地域に根付いて今の水沢青年会議所は形付けられています。その歴史と伝統は脈々と受け継がれ、多くの方々のお支えを頂きながら、おかげさまをもちまして水沢青年会議所は今年度創立60周年を迎えます。

  私は2011年に水沢青年会議所に入会しました。会の目的や活動内容も解らず、入会の理由は知り合いが増えて面白そうという理由でした。そんな状況の中、入会直後に発生した東日本大震災は、青年会議所という団体をまだよく知らない私にとって、青年会議所の力、繋がり、そしてメンバー一人ひとりの想いの力強さを知るには十分すぎる出来事でした。その体験は以降の私の行動原理となり、10年間の青年会議所活動の基盤となっています。そして2020年、新型コロナウイルスが世界中に拡大し、世の中のしくみを大きく変えました。この目に見えない脅威は人々の活動を制限し、働き方が変わり、普段の生活様式すら変えてしまいました。多くの業種が苦しい状況に立たされ、医療への負担は増大し、先の見えない状況の中、我々青年会議所の運動も大きく制限されました。誰もが歩みを止めてしまう状況の中ではありますが、これまで様々な問題に直面しても決して歩みを止めず、その力で、繋がりで、強い想いで乗り越えてきた私たち青年会議所が、青年の英知と勇気と情熱をもって、国難とも言われる今の状況を打破し、先にある「みらい」を創るための運動を展開して参ります。

【基本理念】

郷土愛に溢れ、活気漲る奥州の「みらい」の創造

【基本方針】

  • 郷土愛に溢れ、活気漲るみらいづくり

      2006年に水沢・江刺・前沢・胆沢・衣川の5市町村が合併し誕生した奥州市は、豊かな自然環境と都市基盤が調和し、多くの祭りや伝統文化、工芸品、農畜産物など地域資源が豊富です。また、最近では胆沢カヌー競技場やMLBで活躍する奥州市出身の大谷翔平選手など、世界に誇れる新たな奥州の魅力も生まれています。しかしながら、近年問題となっている都市部への若者の流出は、事業や伝統文化の継承問題、地域コミュニティの衰退、子どもの人数が減ったことによる教育やスポーツ活動への影響などの問題を生み、いずれはこれらの魅力が失われる可能性も十分に考えられます。是非ともこれらの魅力の重要性を再認識するとともに最大限活用し、付加価値を与えることで更なる魅力を生み出し活気漲るまちづくりへ繋げます。さらに、これらの魅力やまちの歴史など、このまちの「みらい」を担う若い世代や子どもたちに伝え、実際に体験することで改めて地域の良さを認識し、このまちで暮らしたい、またこのまちに戻ってきたいと思える郷土愛を育みます。  また、ソーシャルネットワークの発達により世界との距離が縮まった現代において、世界が抱える問題を自分ゴトと捉え身近な問題として認識する必要があります。包摂性と多様性を重視し誰一人取り残さない社会の実現を目指し、私たち水沢青年会議所もSDGsを推進します。

  • 60年の節目に伝える感謝と将来ビジョンの明示

      1963年、一関青年会議所のスポンサーのもと、全国229番目、岩手県では盛岡、一関、花巻に次ぐ4番目の青年会議所として水沢青年会議所は設立されました。以来60年間にわたり、地域をけん引する若きリーダーとして、時代の移り変わりとともに、その時代に即した運動を展開して参りました。60年目の節目である本年は、改めてこれまでの歩みを振り返り、水沢青年会議所の活動が地域に残した足跡に触れ、私たちに繋がれた想いのバトンをさらなる次代に繋ぐため、これまでの諸先輩方の運動に対し敬意と感謝を表すとともに、10年後を見据えて我々が目指すビジョンを明確に示し、決意を新たにする場として創立60周年記念式典を開催します。

  • 多様性を感じられるこれからの時代に即した奥州インディアン旗野球大会へ

      第7回大会から水沢青年会議所が運営を引き継ぎ、今年で64回目を迎える奥州インディアン旗野球大会は、地域に根付いた伝統行事とも言える存在となっています。少子化や環境の変化によりチーム数は全盛期の半数以下となりましたが、いつの時代も変わらず、上級生が下級生を指導し、地域の大人が温かく見守り声援を送る。野球というスポーツを通じて地域がひとつになる姿はいつ見ても素晴らしいものです。特に近年の奥州から世界に羽ばたく大谷翔平選手の活躍は、この地域の子どもたちに夢と希望を与え、野球の素晴らしさを伝えてくれています。その大谷選手も出場した伝統あるインディアン旗野球大会がこれからも地域に愛される大会として継続していく為に、時代に即し地域の実情に合った開催方法を検討するとともに、多様性を感じられる新たな時代の奥州インディアン旗野球大会を目指します。

  • 私たちの運動を最大限伝えることができる効果的な広報活動

      広報活動は私たちの運動を伝える最も重要な役割を担っています。どんなに私たちが高い理想を掲げ、素晴らしい事業を行っても、それが伝わらなければ全く意味がありません。会員一人ひとりが広報担当という認識で、自分たちの運動を、全員で自信をもって発信して参りましょう。日々新たな情報発信ツールが生み出され、今は様々な情報をすぐに手に入れることができる時代になりました。それと同時に必要ないと判断した情報はすぐにシャットアウトすることも可能になりました。より多くの方に必要で新鮮な情報をお届けできるよう、様々な情報媒体を活用するクロスメディアの手法を用いて、固定概念に囚われず、新しいことにチャレンジすることを恐れず、効果的に情報を発信します。

  • 地域を牽引する人財へと成長させる機会の提供

      青年会議所の使命は「より良い変化をもたらす力を青年に与える為に、発展・成長の機会を提供すること」であり、青年経済人である私たち自身が、家族のため、会社のため、そして地域の発展のために成長し続けなければなりません。その為に青年会議所は様々な機会を提供します。各種大会への積極的な参加やセミナーの開催、日本青年会議所や他団体への出向などを通じて、自己成長へと繋げてまいりましょう。また、地域の伝統行事や貢献活動へ参加し伝統や意義、想いに触れることは、必ず自分たちの考え方や活動内容にプラスとなります。本年度も私たちは地域の活動に対し積極的に参加して参ります。

  • 10年先を見据えた強固な組織づくり

      2012年に50名を超えていたメンバー数は、10年で30名を切るまで減少しました。我々の運動には仲間が必要です。私たちの運動を未来へ繋げるために、一人でも多くの志の高い仲間を増やすことが必要です。仲間が増えることでお互いが切磋琢磨し高め合い、より質の高い運動を展開することができます。そのために何をしなければいけないのか。それは自分たちの魅力を「伝える」努力をすることです。誰かがやるのではなく、全員でやらなくてはいけません。青年会議所が地域に必要とされる団体であれば、必ず人は集まってきます。今そうなっていないのであれば、それは魅力を「伝える」努力を怠っているからです。一人ひとりが営業マンとなって自分たちの魅力を伝えましょう。また、組織力を高めるために、組織と個人、また会員同士のつながりをより強固なものとし、会員相互で高め合うことでより高い次元での運動を可能にします。会員拡大と同時に退会者を減らすために参加に消極的な会員に対するフォローも重要です。委員会活動をベースに会員一人ひとりが活動に参加しやすい環境づくりを進めます。

     さらに10年先を見据え組織改革を積極的に行う必要があります。地域にとって必要とされる団体であり続ける為には、変わるべきところは変わり、変えてはいけないところは大切に次代へとつなぐ。変化を恐れるのではなくポジティブに捉え、積極的に組織改革を推進します。
    また、子育て世代が多く在籍する青年団体として家族を大切にし、子育てと青年会議所活動を両立できる環境づくりも進めて参ります。NOJCデーの設定や会議終了時間の厳守および会議時間の短縮、在宅での会議参加を可能とするリモート会議の積極的な利用などを実施して参ります。

  • おわりに

      私たちには「みらい」を創る力があります。それがどのような形になるかは私たち次第です。私たちはこれからを生きる今の子どもたちへ、理想とする「みらい」を残す責任があります。今私たちの周りには様々な課題があります。その一つひとつの課題に対し正面から向き合い、解決方法を模索し、実行する。その繰り返しが確実に青年会議所の目指す「明るい豊かな社会」へと繋がっていきます。誰かがやるのを待っていても何も変わりません。「今から」「ここから」「自分から」行動し、自分たちの力で郷土愛に溢れ、活気漲る奥州の「みらい」を創りましょう。奥州市出身の偉人である後藤新平の残した言葉に「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そしてむくいを求めぬよう」という「自治三訣」という言葉があります。青年会議所は自分のためではなく誰かのために真剣に考え、行動することができる青年が集まっている組織です。これからも地域に必要とされる水沢青年会議所であり続けるために、仲間を信じ、自分を信じ、自分たちの想いを信じて前へ進みましょう。

【2022年度組織図】

2022年度組織図